取り憑かれたようにひとりで
鳴き続けている夕暮れの鴉
群れは皆うちに帰ってく
その空に声は響き渡った
恋の滓がまだ残っている
辛いくらいに溜まっている
いつになったらこの俺は
太陽まで飛んでいけるの
冷たい魔法を解いておくれ
雨粒を纏った翼が
一番綺麗な色に輝く
それを見てもらいたい相手は
あなたひとりしかいない事実
恋の滓がまだ残っている
面倒くさいったらありゃしない
いつになったらこの俺は
流れ星になれるの
もう一回でいいから振り向いてくれ
恋の滓がまだ残っている
可笑しいくらいに疼いている
明日になったらこの俺は
太陽まで飛んでいくのさ
冷たい魔法はもういらないよ