The Pillows
Flashback Story
[the pillows「Flashback Story」歌詞]

人間になる前の
野良猫時代の話
塀の上から下界の爆弾騒ぎ
眺めてたのさ 目を細めて

晴れた午後には
土星の環をもぎ取って
くぐり抜けたり
歯形をつけて遊んだ
呆れた宇宙 強気な風

上昇気流に身をまかせ
どこまでも
突き抜ける気だった
そして星になる

メキシカン時代は
ルチャリブレで名を馳せた
悪意無きフィクション
正義のゴングが告げる
マスクを脱いで帰る時間を

常勝無敗の物語の舞台裏
光と影は一対だった
そして今こそ
脹らみ過ぎたカバンを
逆さに揺すって
洗い浚いの記録を
床に並べて検証したい

情状酌量の罪な歌
好きだった
見慣れたマジックショウ
騙されたい
上昇気流に身をまかせ
どこまでも
突き抜ける気だった
そして星になる